五月の連休、二種類の仕事を抱え、頭の切り替えに四苦八苦する。四月は体調不良(+アレルギー性の結膜炎も併発)でほとんど酒を飲んでいなかったのだが、月末にペリカン時代が十三周年ということで『ペリカン 弓田弓子詩集』(山脈叢書、一九七九年)を渡そうとおもい、飲みに行く。三杯。
仕事の合間、『電車のなかで本を読む』(青春出版社)を読んでいたら、山本善行撰『上林曉 傑作小説集 孤独先生』(夏葉社)が届く。ちょうどアンソロジー作りの追い込み作業中だったので刺激を受ける。
遅ればせながら『SFマガジン』(六月号)を買う。特集「藤子・F・不二雄のSF短編」——連休明けに読みたい。
今はすっかり元気になって健康のありがたみを噛みしめているところだ。不調の底の時期は本もなかなか読めなかった。
晴れの日一万歩、雨の日五千歩以上の散歩の日課は、天気に関係なく一日五千歩以上を目標にすることにした。でも平均すると一日七、八千歩は歩いている。そのくらいが自分には合っているのだろう。
とにかく続けることが大事なのだ。続けるためには無理はできない。
近年は夢とか希望とか、そういうことをあまり考えなくなった。それより日々温柔でありたい、平穏に過ごしたいという気持が強い。そうあれたら、それ以上望むことはない。