今日(10日)の夜は、高円寺の古本酒場コクテイルで手廻しオルガンミュージシャンのオグラさんと「オルガンとフルホン」(東京編)というイベント(午後7時30分〜、チャージ1500円)をします。
先月、京都のまほろばでやった「オルガンとフルホン」の打ち上げで、「せっかくライブなんだから朗読とかすれば」とオグラさんにいわれ、「じゃあ、次のコクテイルのときは新作を書いて読むよ」とこたえてしまった。
ちょうどメルマガの「早稲田古本村通信」の新連載(タイトル未定)の第1回目の原稿を考えているところなので、ためしに書いたものを発表しようかどうか思案中。
朗読しようとおもって読み直すと、文章の接続詞や語尾が気になる。「だけど」にするか「だが」にするか「なのだが」にするか。文章の場合も音やリズムがあり、言葉のかたさ、やわからさ、重さ、軽さ、早さ、遅さ、あと活字になったときの文字のバランス(見映え)など、内容だけではなく、そういうところに自分の好みや癖がけっこう出るものだ。
オグラさんの歌詞は、声と言葉がすごく合っている。メロディーも酔っ払ったかんじで、酒を飲みながら聴くと気持がいい。
《誰かがどこかでくしゃみして
夜空が少しちぢんだ
三寒四温をくり返し
季節はまた流れて行くが
口約束が まだ残ってる
ボトルの酒が まだ残っている
友よ 果てなき夢の途中
また あの酒場で逢おう》
( 永遠の酒 /『オグラBOX3枚組』より)
(追記)
結局、朗読はせず。しかも「早稲田古本村通信」にも発表せず。まあそのうちどこかで。