二十八日、下北沢の「ぐ」で薄花葉っぱのライブ。
京都から来た扉野良人さん、あとオグラさん、東京ローカル・ホンクのアラケンさん、以前、京都のまほろばに出演したというオオノシンヤさん(山村暮鳥の詩に曲をつけて歌っているミュージシャン)たちと同じテーブル、こういう場所でライブが見られるのはほんとうに幸せだ。
歌、演奏がいいだけでなく、それ以上のものがあって、とくに場の空気を音で変えていく力にのまれて、楽しくなって、どんどん酒がすすむ。
ライブのあと、深夜一時くらいに薄花葉っぱ一同がやってきて、わが家で宴会がはじまる。
気がつくと、年齢不詳のただ者ではない雰囲気の人がいて、「誰だろう」とおもいながら話(おもしろいんだ、これが)を聞いていたら、ドラムの小関純匡さんだった。
オグラさんと小関さんは共通の知人がたくさんいて、お互い、二十年以上音楽を続けていて、この日が初対面というのも不思議だった。
ライブを見て、そのあとミュージシャンと飲むと、いつもいろいろ刺激を受けるのだが、これが自分の中でどう作用するのかさっぱりわからないところも楽しい。感覚の鋭い人が多いから、緊張する。
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数日前、扉野良人さんと中川六平さんと吉祥寺のいせやで昼ごろから飲み、そのまま古本屋めぐりをした。トムズボックスに行って、土井さんからいろいろ貴重な話をうかがい、そのまま吉祥寺をぶらぶらしていたら、ギターケースを背負った前野健太さんがむこうから歩いてくる。吉祥寺に行く前うちで扉野さんと先日発売された1stアルバム『ロマンスカー』をいっしょに聴いたばかりだった。
来月、京都でライブがあるそうなのでお近くの方はぜひ。
「KOIしにKOI 番外編」12月22日(土)18:30 OPEN/19:00 START
出演 有馬和樹(おとぎ話)、前野健太
前売 ¥1500 当日 ¥2000(共に1ドリンク別)
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さて今日から日常。頭を切りかえて、仕事だ。
まもなく連載が二本はじまる。
『小説すばる』とPR誌『ちくま』(三ヶ月に一回)です。たぶん新年号から……かな?
今までのやり方(気がむいたときに好きなことを書く)では続けられそうにないから、いろいろ試行錯誤するしかないとおもっている。