文壇高円寺
2008/02/29
山田さんの富士さんの本
四月に編集工房ノアから山田稔さんの『富士さんとわたし』という新刊が出るそうだ。
なんかよくわからないけど、二十一世紀はいいなあとおもった。
《折角のんで、記憶がないとは全くつまらない。例会みたいに、山田稔に記録でもとっておいてもらわねば、わが人生はすっぺらぺんと、どこかへ拡散してしまうわけだ》 (「おれの人生はつまらない」/富士正晴『贋・海賊の歌』未來社、一九六七年刊)
初出は「日本小説を読む会」会報(一九六二年四月)だから、四十六年も前に山田さんは富士正晴から記録係に指名されていた。
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