2008/10/13

仙台の酒豪

 先週末、金曜日に、西荻窪の戎で打ち合わせ。
 深夜一時すぎ、「だいこんの会」に参加していた前野さんがふぉっくす舎のNEGIさん、インターネット古書店の股旅堂さんといっしょに高円寺にくる。すると古本酒場コクテイルで飲んでいたささま書店のNクンから「将棋しませんか」という電話がかかってくる。
 NクンがバサラブックスのSクン、コクテイルの常連のIさんを連れてきて、朝五時まで部屋で飲む。

 翌日の土曜日は午前中に月の湯古本市に顔を出すつもりが、以上のような理由で、寝坊し、昼から仕事(アルバイト)。帰りに、月の湯古本市に寄る。
 夜、高円寺で前野さんと浅生ハルミンさんと待ち合わせ。
 今年八月にオープンした「ハチマクラ」(http://hachimakura.com/)に案内する。「ハチマクラ」は、手まわしオルガンミュージシャンのオグラさんが店番(店主は妻)している雑貨屋で、ヨーロッパのおしゃれな文房具や絵はがきやよくわからない古いものをいろいろ売っている。

「ハチマクラ」のあと、高円寺の西友そば(あまから亭の角)の細い路地にある「えほんやるすばんばんするかいしゃ」に。
 この日、仙台のバンドyumboのライブが高円寺のペンギンハウスであった。
 yumboは、倉敷の蟲文庫さんとも知りあいだそうだ。酸欠になりそうなくらい超満員、ほんとうにいいライブだった。

 ライブのあと、ラーメンを食って、古本酒場コクテイルへ。東京堂書店の畠中さんとアスペクトの前田君が並んで飲んでいる。
 浅生ハルミンさんと近代ナリコさんの『彷書月刊』の名物連載がようやく本になるそうだ。朗報。
 そうだ、BOOKONNの中嶋大介さんの『アホアホ本エクスポ』(BNN)も刊行! 中嶋さん、おめでとう!!
 この日も前野さんと朝五時くらいまで飲み明かす。

 翌日は西荻ブックマーク。コクテイルの狩野俊さんと角田光代さんのトークショー。
 人間嫌いになって店を一ヶ月ちかく閉めていたことがあるとか、あまりにも店にこないので合カギをもっていた常連さんが、代りに店番をやっていたとか、聞きようによっては笑い事ではない話をしているのだが、いかにもそのエピソードが狩野さんらしくて、終始、会場は笑い声でつつまれていた。話もうまくてびっくりした。
 
 西荻ブックマークのあと、前野さんと名古屋から上京中のリブロのAさんと高田馬場に行く。古書現世の向井さんが駅まで迎えにきたところ、ちょうど海月書林の市川さんが到着。立石書店の岡島さん、リコシェの柳ケ瀬さん、池袋往来座の瀬戸さん、ふぉっくす舎のNEGIさんというメンバーで飲む。
 さらにそのあと和民。午前三時まで……。
 おそらく前野さんは超過密スケジュールの中、一日十時間くらい飲んでいたのではないか。すごいとしかいいようがない。

※十月十八日(土)に、火星の庭とyumboの共同企画で「火星の川」というシリーズイベントがはじまります。毎回、ちがった形の実験をしていくという企画だそうです。