無理をせず、自分の身の丈に合った仕事をしていこう。
三十代はずっとそう考えていたのだけど、迷いが出てきた。
堅実なことばかりしていていいのか。もうすこし新しいことに挑戦したほうがいいのではないか。
ほっておくと、すぐ守りに入ってしまう。古本ネタ以外のことを書くとき、いつも「身のほどを知れ」と自分でブレーキをかけてしまう。
二十代のころみたいに、おもいこみやかんちがいで突っ走ったり、空回りする感覚を呼び覚ましたい。そういう原稿を書いてみたい。
自分の考え方や感じ方が、どのくらい伝わるのか、もしくは伝わらないのか。
とにかく、やってみないとわからないという結論が出た。
それで十一月から某社の編集者とミクシィで週一連載の時事風俗何でもありコラムを書くことになった。毎回千六百字。
打ち合わせ、ほんとうに楽しかった。
二〇一〇年代は再びコラムの時代がくるとおもう。
詳細が決まったら、また報告します。