丸善丸の内店に雑誌を買いに行く。そのついでに四階の松丸本舗をのぞくと、松岡正剛本人がレジにいておどろく。
有名人の本棚の再現など、かなりおもいきった本の並べ方をしている。
ただ、自分の力でおもしろい本を探したい人からすれば、棚が厳選されすぎていて、窮屈におもうかもしれない。
人の頭の中をのぞいているような妙な気分だった。
もうすこしゆるさがほしい。小さな書店には置いてなくて、大型書店だとどこにあるのかわからないようないような雑本がまざっていたほうがいいかなとおもった。
村上春樹の『1Q84』(新潮社)と小田嶋隆の『1984年のビーンボール』(駒草出版)が並んでいたのはちょっと笑った。