2012/11/09

ゆっくり歩く

 リラックスと集中、そしてリラックスした集中——。

 限りある力をどこでつかえばいいのか問題は、あれこれ考えるよりも日常の中で試していったほうがよいのかもしれない。

 これまでも精神面の安定については、それなりに考え続けてきた。
 一日のうち、起きてから寝るまでのあいだに、何回もパズルや詰め将棋をやって、いちばん頭がまわる時間を調べたこともある。
 眠いときと腹が減っているときと満腹のときとからだに酒が残っているときはまったくだめだった。
 つまり、それ以外の時間は大丈夫ということになる。
 二十代のころは、そういうことをまったく考えずに、眠気や空腹を我慢したり、酒を飲んだりしながら仕事をしていた。
 今はできない。できなくなったから時間の使い方に注意をはらうようになったともいえる。

 集中がとぎれたら、のんびりするか寝るかして、気力と体力を回復させる。結局、そのほうが仕事もはかどる。がむしゃらに時間をかけることには意味がない。
 ただし、こうした考え方をつきつめていくと、他人と共同作業をするのが困難になる。

 あまりにも自分の精神状態のあり方に固執しすぎると、融通の利かない狷介な人間になってしまう(その自覚はあるが、改善できているとはいえない)。

 苛々しているときは、外に出てゆっくり歩くと気持が落ち着く。

 でもそのことをよく忘れる。