2013/09/19

振り向かない男

 火曜日に寝ちがえてしまい、首がまわらない。過去にも何度かやっているが、今回はこれまでの寝ちがえでいちばんきつい。何がつらいといって寝るに寝れないのがつらい。仰向けになると、ひとりで起きられなくなるので、横向きに寝る。

 無駄な抵抗はせず、痛み止めの薬を飲み、鎮痛消炎剤を塗る。腰痛のときと同じで、初日は安静しかない。
 水曜日はすこしマシになったが、それでもちょっとしたものを持つのにも不自由する。

 日常に支障をきたさないていどにからだが動くまでにはだいたい三日かかる。日にち薬とはよくいったものだ。完治はもうすこしかかるかもしれないが、「三日のガマン」でどうにかなるとおもえることが、養生中の心の支えになる。

 インターネットで検索したら寝ちがえの治療法がいろいろ出ていたので、いくつか試してみた。その中に片方の手のひらを頭の上に乗せ、その甲をもう片方の手(ゲンコツ)で軽く叩くというのが紹介されていた。
 すこしずつ頭の上に乗せた手の位置をズラして、トントンと叩いていくと、気持のいい場所がある。そこを叩いて、しばらくすると、痛みが軽減し(たような気がする)、首もすこし動くようになった。
 おかげでこうやって文章も書けるようになった。

 誰にでも効果があるのかどうかはわからん。