2009/08/20

コラム等

 気がつけば、月末がさしせまっている。いろいろやることがあるはずだが、何も考えられない。
 読まなければいけない本を読まずに、今、読む必要のない本を読む。書かなければいけない原稿を書かずに、書いても書かなくてもいい原稿を書く。

 テレビのチャンネルをいろいろさわっていたら、NHKの衛星放送が映るようになった。理由はわからないまま、大リーグの試合などを観る。

 池袋の古書往来座に行き、松田友泉著『コラム等(ひとし)』(有古堂)を購入。五百円。表紙版画は下坂昇。

 この版画のことを語った一文——。

《寂蓼感がありながらも叙情のある、素朴な風景を、木に彫る事のできる、希有な作家だと、私は思ったし、単純に言うとすごく好みだった》

「山口昌男とベンジョンソン」というコラムは、タイトルからはまったく内容が想像できないけど、読みごたえあり。「洗濯の失敗」「銭湯」「カルシウム不足」「野菜不足」といった「生活」コラムもおもしろく読んだ。

 ブログ「正式の証明」で書いている文章よりも「途上感」がある。まだまだ、いろいろできそう。「どんどんやれ」とけしかけたくなる。