木曜日、アルバイトを抜け出して神保町。神田古本まつりに行く。蔵書整理月間のため、さっと流す程度に見るつもりが、唯一持っていなかった十返肇の新書があった。それでスイッチが入り、棚ひとつひとつ立ち止まって見まくることに。
今年は例年より安いかんじがした。三省堂古書館にも寄る。平日の午後四時くらいだったが、けっこうお客さんがいた。四階までのぼったからには手ぶらでは帰りたくない。初来店を記念して、二冊ほど買う。
土曜日、小さな古本博覧会をのぞいてから、神保町へ。映画のエキストラ。岡崎武志さん、浅生ハルミンさん、宮里潤さんも出演。短いシーンなので、三十分くらいで終わるかとおもったら三時間以上かかった。
翌日、京都。古書善行堂のオープンニングパーティー。岡崎武志さんによる看板制作、sumus同人(山本善行、岡崎武志、扉野良人、わたし)の座談会。古本の競りなどもやった。オークションには山川方夫著『その一日』(文藝春秋)の署名本(串田孫一宛)と天野忠著『その他大勢の通行人』(永井企画出版)を出品した。山本さんの店は「見たことないなあ」という本がいっぱいある。しかも安い。京都に行ったら、寄ってほしい。 出町柳から途中に古本屋もけっこうあるし、ガケ書房(古本コーナーも新刊書店とはおもえないくらい充実しています)もすぐ近く。
途中、善行堂から歩いて十分くらいのところにあるカフェ・ド・ポッシュに行く。ちょうど「音楽と本と人」というイベントがあり、店内で古本市も開催していた。再び、善行堂に戻り、近くの飲み屋(?)で打ち上げ。そのあと扉野さんとまほろばへ。二十二周年記念のパーティーをやっていた。扉野家に宿泊。赤ちゃんがいた。不思議なかんじ。
翌朝、またしても扉野家の猫を逃がしてしまう。鍵をかけないと戸を開けて出ていってしまうのだが、完全に忘れていた。申し訳ない。百万遍の古本まつりで、岡崎さんと会う。昼食後、思文閣の古本市をのぞいてから、六曜社に寄り、高島屋の地下で調味料(お酢、ごまだれ、ゆず七味など)を買って東京に帰る。