『日常学事始』(本の雑誌社)が本日発売になります。高円寺の文禄堂の入口付近の台で平積になっていた。嬉しい。
UCLAのバスケットボールのコーチだったジョン・ウッデンの教え(厳密にはウッデンの父の教え)に「自分がどうにもできないことに惑わされると、自分がどうにかできることに悪影響を及ぼす」というものがある。
わたしはこの考え方が気にいっている。
他人の思惑、あるいは運不運に左右されることはなるべく気にしないことだ。
試合であれば、自分がどんなに頑張っても相手がもっと強ければ負ける。勝ち負けはどうでもいいという話ではないが、勝負の中には「どうにもできない」部分がある。
他人に左右されず、自分の力で「どうにかなる」ことに最善を尽くす。体調を整え、(なるべく)しめきりを守る。仕事にかんしては、いつもそれが目標だ。よく「自己完結している」といわれるが、気にしない。