2018/10/11

街道文学館

 七日(日)から九日(火)までJRの「秋の乗り放題パス」で東京〜三重を往復した。東海道と中山道、途中下車の旅だ。一日十キロ以上、三日で三十キロ以上歩く(休憩多め)。行き先々でマップその他、街道関係の資料を集めていたので、どんどん荷物が重くなり、足の裏がすこし痛くなった。
 それにしても長野は広い。そしておもしろい町が多い。今回も塩尻の同じ宿(ホテル中村屋)に泊った。
 三重から中央本線で東京に帰るときに、長野の塩尻で一泊するとほんとうに楽だ。塩尻にたどり着くのは、だいたい夜。酒とつまみを買ってホテルで飲んで寝るだけなのだが、よく歩いているので毎回熟睡できる。
 これから三重に帰省するさいは、行きか帰りのどちらかは中央本線に乗ろうとおもっている。

 まもなく「web本の雑誌」で人生初の「紀行文」の連載がスタートします。たぶん月二回更新。今年六月『旅する本の雑誌』の打ち合わせ中に連載の話があり、やってみたい企画(もちろん街道もの!)があったのだが、「もうすこし準備してからはじめたい」と考えていた。でも書きながら勉強していくという方法もあるのではないかと考え直した。『人生と道草』(旅と思索社)の第3号の「いざ! ヨバツカ!」に背中を押されたところもある。バックナンバーもおもしろかった。

 旅行中、京都の古書善行堂さんから一箱古本まつり(十月十三日)の参加を呼びかけるメールが届く。さすがに間に合わないとおもったが、なんとか送ることができた(図録多め)。疲れた。
 この日、善行堂プレゼンツ第一回「世田谷ピンポンズ・トーク&ライブ」も開催されるそうだ。

 京都から滋賀県の草津〜それから三重に帰るルート上にも行ったことがない町がたくさんある。仕事中も地図ばかり見ている。非効率な面白いルートを見つけると今すぐ出かけたくなる。中山道は美濃路(中津川〜関ヶ原)と近江路(今須〜大津)が行ってない場所が多い。養老鉄道にも乗りたい。年内は……むずかしいか。