土曜日、午前中から西部古書会館。木曜から開催だったので三日目。街道本を買う。装丁違いの同じ本を買ってしまう。まだまだ勉強中。失敗もある。
午後三時すぎ、東高円寺へ。中野から歩いて帰るときに東高円寺界隈はよく通るのだが、高円寺から行くのは久しぶり。商店街を散策し、新代田駅行きのバス停を調べる。ひさしぶりに蚕糸の森公園も歩いた。スーパー三徳で京都の湯葉を買う。
青梅街道に沿って歩く。すると杉並車庫前からも新代田駅行きのバスがある。ひょっとして……。環七の高円寺陸橋、それからセシオン杉並の前のバス停も通っている。
すこし前に「東高円寺から新代田」という文章を書いたのだが、高円寺駅から東高円寺駅まで行かなくても高円寺陸橋から乗るほうが近い。
今年の秋で高円寺暮らしは二十九年になるが、バスのルートは知らないことばかりだ。
日曜日、高円寺のJIROKICHIで『迷路でバッタリ!』、オグラ&ジュンマキ堂バンドと東京ローカル・ホンクのライブ。オグラさんが800ランプ、ホンクがうずまきだったころ以来、二十年ぶりの対バン。わたしがオグラさん、ホンクと知り合ったのも二十年くらい前だった。
二十代後半のフリーター時代からずっと見続けているミュージシャンだ。「三十代、楽しそうだなあ」とおもわせくれた先輩でもある。
MCでオグラさんが「長く続けているといいことがあるねえ」といっていたけど、ファンもそう。この二組を同じステージで観ることができて幸せだ。しかもJIROKICHIで観られるとは。
ライブを見ながら変わらない部分と変わった部分について考える。昔の曲と今の曲が、ちゃんとつながっているおもしろさ。オグラさんの「猫と二度寝」をバンドで聴けてよかった。中盤からの新曲連発もおもしろかった。
東京ローカル・ホンクは、ここのところ木下弦二さんのソロばかり観ていたのだけど、やっぱりバンドが最高だなあ。「ダークマター」は名曲だ。ライブだとどこを見ていいいのかわからないくらい、すべての演奏がすごい。ときどき「うわあ」と声が出ていたみたいだ(今回、妻もいっしょだった)。
一晩すぎたけど(十時間熟睡)、まだ余韻が残っている。