2018/11/29

『喫茶品品』レコ発

 月曜日、起きたら午後三時すぎ……と焦ったら、しばらくして時計を見たら午後二時。一時間得した気分になる。
 夕方、吉祥寺。スターパインズカフェ。世田谷ピンポンズの『喫茶品品』のレコ発ライブの前によみた屋に寄ると岡崎武志さんとバッタリ。街道関係の図録三冊。たまたま探していた本が見つかる。

 この日のライブは、たけとんぼの演奏も世田谷ピンポンズの曲を素材にしつつ、全員が楽しんで演奏していたかんじがした(うまいだけじゃく、絵になる)。ドラム以外の楽器が入れ替わる。なんでこんなに七〇年代や八〇年代の音の質感を表現できるのか不思議でしょうがない。
 世田谷さんもこの一年レコーディングを通して大きな変化があった(気がする)。角がとれつつ、弾けている。これまでのフォークの枠からはみだす部分が、バンドによって形になった。音楽の幅が広がった。すべての曲がよかった。アンコールまであっという間だった。でも長年(ほぼ)ひとりでずっとやり続けきた核があったからこそ、今があるようにもおもう。
 同時代の音楽との比較の中で作られた音とはちがう妙な独自性がある。

 ライブのあと居酒屋。さらに高円寺に帰り、ペリカン時代。かなり酔っぱらう。