2019/10/21

ドラフト後

 Suicaを記名式に切り替えた。古いカードは反応が鈍くなっていた(郷里に帰省したとき、近鉄の自動改札でいつもひっかかっていた)。新しいSuicaは紛失再発行サービスもあるようだ。それだけでも交換する意義ありだ。今さらなのだが。

 ドラフトから一夜明けて……と書いていたら、もう四夜。ドラフト一位の競合九連敗中だったヤクルトはようやく星稜の奥川恭伸投手を引き当てた。たまたま出先でテレビを見ていたのだが、おもわず「よし!」と声が出てしまった。野球好きの知り合い(ホークスファン)に「おめでとう」と声をかけられる。これが余裕というやつか。
 二〇〇七年、五球団競合の仙台育英の由規(佐藤由規)投手以来か。十二年前か。当時の高卒ルーキーも今年三十路か。月日が経つのは早い。

 毎年ドラフトから数日間は、新入団の選手の情報を追いかけるため、インターネット漬けになる。二、三時間、あっという間に経ってしまう。ゲームをしていたときもそうだった。酒もそう。人生って何だろう。

 もし仮に野球を観ず、ゲームをせず、酒を飲まず、ひたすら仕事に打ち込んでいたら……とたまに考えるのだが、そうすると人間関係もすべて変わってしまい、もはや自分ではない。