ラーメン屋で醤油と塩、二種類のスープを出すところがある。さらに味噌やとんこつが加わる場合もあるが、今回は醤油と塩の話を書きたい。
わたしは醤油ラーメンが好きなので、醤油と塩の二択であれば、醤油を選ぶことが多い。ところが、あくまでも自分の好みなのだが、醤油と塩の二択で醤油を選ぶと「ハズレ」率が高い。いつも何か物足りない。
わたしが醤油ラーメン好きだから、醤油に厳しいということもあるだろう。さらにいうと、自分の理想の醤油ラーメンというものがあって、それと比べてしまうからかもしれない。
ここ数年、醤油と塩なら塩を選ぶことが増えた。以前、醤油を注文してダメだった店でも、塩はだいたいおいしい。
逆の意見や感覚もあるだろう。塩ラーメン派の人であれば、塩に厳しくなる。たまに醤油を食べたら、たいていおいしいとおもうのではないか。
そういうことって批評の世界にもよくある気がする。自分の好きなジャンルにはどうしても厳しくなる。