土曜日、西部古書会館。金曜日が初日だったから二日目。昨年の秋くらいから読書欲が低迷気味だったのだが(仕事が難航していた)、三月になってすこし回復してきた。
昔から「何のために働いているのか」みたいなことを考えすぎるのは精神衛生によくない気がしている。
自分の住みたい町でなるべく快適に暮らしていきたい。あとは、本が読めて、週二日か三日、飲み屋で酒が飲めて、年に二、三回、二泊三日の国内旅行ができれば、それでいい。
郷里にいたころから「将来、おまえみたいなやり方は社会で通用しない」といわれ続けてきた。今も「老後はどうするの?」「親の介護はどうするの?」と訊かれると言葉に詰まる。
そもそもいつまで生きるのかさえわからない。だからこそ、それなりに備えが必要なのかもしれないが、わからない未来よりも今のほうが大事だ。日々の暮らしが厳しくなったら、そのときは全力で改善に取り組みたい。