WBC準決勝メキシコ戦、朝から視聴。攻めの時間、守りの時間、一球一球痺れた。村上宗隆選手のサヨナラ打——テレビの前で声を上げてしまった。いい試合だった。
近所の飲み屋で予選を観ていたとき、村上選手がずっと不調で燕党のわたしはちょっと居心地がよくなかったのだが、「栗山英樹監督も元ヤクルトだから」と……。
決勝のアメリカ戦、両チームの投手リレーも見ごたえがあった。ここまで日本代表は僅差リードの展開がほとんどなかった。若手の投手たち、世界の舞台でも平常運転なのがすごい。中村悠平捕手、素晴らしい。ヤクルトの背番号「27」の重みが増した。
WBC優勝を見て神保町へ。桜も満開に近い。一週間ぶりに電車に乗ったら、JRと東京メトロの運賃が値上がりしていた(三月十八日から)。JRの初乗り運賃は百五十円になった。
ウェブの「高円寺経済新聞」に「旧高円寺ストリート2番街、『高円寺マシタ』に刷新 7飲食店オープンで」(三月十七日付)という記事があった。高円寺駅の西方面のガード下「高円寺ストリート2番街」はケンタッキーフライドチキンや洋品店、地下にラーメン店街などがあった。二〇二一年十月末に閉館し、ずっと工事中だった。
営業再開は三月三十一日からでケンタッキーフライドチキンの高円寺店も再オープンするそうだ。
「高円寺ストリート2番街」は中古レコード屋のRARE(レア)があったエリアだ。RAREの閉店は二〇一九年四月末——かれこれ四年になる。
わたしが上京した一九八九年、九〇年ごろは高円寺のガード下には都丸書店分店、小雅房、球陽書房分店の三軒の古本屋があった。毎日のように通っていた。ガード下の古本屋がなくなったのは寂しい。