2015/12/11

詩の入口

 午前中に目がさめ、散歩。西部古書会館に行く。昨日から歳末赤札古本市が開催中。
 今年は西部古書会館の古書展に行けるだけ行こうとおもっていたのだが、十月、十一月は何度か行きそびれてしまった。そろそろ本を減らさないといけない。

 一週間くらいかけて、Pippo著『心に太陽を くちびるに詩を』(新日本出版社)を読んだ。知らない詩人、知らない詩もあった。杉山平一「わからない」、佐藤惣之助「船乗りの母」は、詩の広さと深さを伝える名エッセイだ。
 六年くらい前、わめぞの「外市」で“文系ファンタジックシンガー”という肩書のPippoさんと会った。思潮社で働いていたときに尾形亀之助の特集号にかかわっていたと聞いた。それからしばらくしてポエトリーカフェをはじめた。すでに七十五回。これだけ続ける熱意——詩の伝道師として「詩の入りやすい入口を作ろう!」としてきた積み重ねが、『心に太陽を くちびるに詩を』につながっている。
 この本も「詩や詩人に親しみや興味を持ってもらえるように書こう」ということを心がけたらしい。

 ある詩人の詩について、Pippoさんは「小さな贈り物」と書いている。
 いい詩を読むと「ありがたい」という気持になる。心がすこしあたたかくなる。そんな詩がいっぱいつまっている。

 しばらく読んでなかった詩集をいろいろひっぱりだした。
 部屋が散らかってしまった。