2015/12/20

年末恒例アンケート

 神保町。東京堂書店のベストセラーランキング『BOOK5』(トマソン社)が二位。わたしも「年末恒例アンケート 今年の収穫」に参加した。「本」と「本以外」の収穫について。「本以外」で内堀弘さんと“同じ日”の出来事を書いていた。

 たぶん、こういう本のアンケートに答えたのはライター人生初。これまで依頼されたことがなかった(裏方は二十年くらいやっている)。

 今年読んだ小説(古本)ではノーマン・マクリーン著『マクリーンの川』(渡辺利雄訳、集英社文庫、一九九九年刊)がよかった。この本、原題の『リバー・ランズ・スルー・イット』にタイトルを戻して“完本”の形で復刻したほうがいいとおもう。売れるかどうかはわからないが。

 アメリカのスポーツコラムでは、アイラ・バーカウ著『ヒーローたちのシーズン』(新庄哲夫訳、河出書房新社、一九九〇年刊)も今年の収穫だ。
 それなりに自分としては網羅しているつもりのジャンルでも、まだまだ未読の本がある。そういう本を古本屋で目にすると「えーっ?」ってなる。修行が足りないという気持になる。