2022/11/18

日向ぼっこ

 今月まもなく五十三歳になる。還暦まであと七年。時の流れについていけない気分だ。年をとったことで限りある時間の中で何をするか絞り込みやすくなった。時間がなくなることで見えてくるものもある。

 日々、倹約生活を送りながら、古本を買ったり、酒を飲んだり、旅行をしたりする。時間がない金がない体力がない。そうした条件を考慮しつつ、自分が楽しいとおもえることを探す。

 一年前の今ごろ一ヶ月近く左の肘から肩にかけての神経痛に悩んでいた。痛め止めの薬を飲んでごまかしていたが、まったく改善しなかった。ところがたまたま近所の薬局でもらった試供品の湿布が効いた。ちょうど治りかけの時期と重なっただけかもしれない。個人差もあるだろう。飲み薬も湿布も効くときとあんまり効かないときがある。

 年相応だとおもうが、体のあちこちガタがきている。おそらく無理をした分、力がつく時期は過ぎた。無理をするより自分のペースを守ったほうがよい。ペースを守ることは無理をする以上にむずかしい。

 水曜の昼すぎ、陽射しがまぶしく感じるくらい天気がよかった。体がじんわりと温まり、心のもやが晴れた気がした。