うーん、こんなに読みたいものが一度に来るなんて。
石田千さんとは、今月二十日(木)に刊行記念のトークショーを高円寺の古本酒場コクテイルでします。予約状況はどうなんでしょう。終わったあとも、しばらく飲んでいるので、近くの方はぜひ。
『山のぼりおり』はインターネットを駆使して、登ったことのない山(富士山以外、全部)を見たり、わからない花やキノコの名前(ホソバウルップソウ、アメリカウラベニイロガワリ……)を調べながら読んだ。こういう読書もおもしろい。
『足穂拾遺物語』は、前に「いつ刊行になるかわからない」と書いてしまったのだが、予定通り出ました。頁なかほどの「初出媒体書影集」を見て、ため息。
扉野良人さんから、刊行記念イベントの案内メールが届いたので、転載します。
■■『足穂拾遺物語』ライヴ・ツアー in KIOTO
出演=高橋信行、高橋孝次、羽良多平吉、郡淳一郎、木村カナ、扉野良人
2008/3/17(月)/開場=18:00/開演=19:00
予約=1,500円+1drink/当日=2,000円+1drink
会場=UrBANGUILD アバンギルド(http: //urbanguild.net/)
京都市中京区木屋町三条下がるニュー京都ビル3F
(京阪三条から西へ進み木屋町通りを南に約150M)
予約=UrBANGUILD LIVE予約(
主催=knothole
■■同時多発開催
『足穂拾遺物語』刊行を記念して、ガケ書房、恵文社一乗寺店で、稲垣足穂アート&ブック・フェアを同時開催します。
■ガケ書房PRESENTS
稲垣足穂になるのです
3月15日(土)〜3月31日(月)
(出品作家)
松江直樹=足穂の埴輪
滝町昌寛=足穂マッチ
吉田稔美=足穂ピープショー
細馬宏通=立体写真に関する小冊子
雨林舎=チョコレート碑
SPORE木戸=きのこ覗きスコープ
■恵文社一乗寺店PRESENTS
TAROUPHO LIVRE FRAGMENT
3月13日(木)〜4月8日(火)
(出品作家)
戸田勝久=立体作品
鳩山郁子=グリーティング・カード、イラスト・ボード
書肆ユリイカ版『稲垣足穂全集』7冊揃
etc.
『spin 03』は今回カラー頁あり。佐野繁次郎の図録は圧巻の一言。さらにこの号は、昨年、神戸の海文堂書店で行われた畠中理恵子さん、近代ナリコさんの対談(「本と女の子の本音?」書肆アクセス閉店をめぐって)も収録。
北村知之さんの「エエジャナイカ3」、点滴をうちながら、ニック・ホーンビィの『ハイフィデリティ』(新潮文庫)を読むくだりがたまらん。この小説、わたしの愛読書でもある。レコードマニアの話。古本好きが読んでも、きっと身につまされるとおもう。映画も観たけど、あれはやっぱり舞台はアメリカじゃなくてイギリスじゃないと。
これから確定申告。年にいちど電卓をつかう日。