先週、コタツ布団を出す。貼るカイロも隔日くらいのペースで使いはじめている。
気分は、もう冬だ。
先週の日曜日、新幹線で博多に。帰りの飛行機は、ひと月前にとっていたのだが、行きは決めずにぐずぐずしていた。そしたら台風である。もし飛行機だったら、運休になっていた。
福岡ではブックスキューブリック箱崎で木下弦二さんとトークショー&ライブ。打ち上げも楽しかった。福岡滞在中、三泊四日で博多うどんを三食(ラーメンはゼロ食)。空港内のうどんのつゆが好みの味だった。
大濠公園を散歩。梅崎春生の生家のあたりをぶらつく。西公園の階段にすこしひるんだが、登る。たぶん、ここから梅崎春生も博多湾を眺めていた。
十年ぶりの博多。中洲の屋台が減っていたのがちょっと残念。たまたま通りかかった屋台のバーでハイボールを飲む。いい店だった。
東京に帰り、ひきこもり。仕事&プロ野球のドラフト情報収集に明け暮れる。野球と竜王戦(羽生善治さんの永世七冠がかかっている)で忙しい。羽生さん、四十七歳か。
野球の「松坂世代」や将棋の「羽生世代」の衰えはいろいろ考えさせられる。
当たり前だが、メシもロクに食わず、酒ばっかり飲んでいたら、体調を崩し、ぐだぐだになる。若いころは、けっこう気力や勢いでどうにかこうにか乗り切ってしまえる……でもそんな生活は続かない。
食事や睡眠をきちんととる。酒を飲んだり遊んだりするにも、それなりに体調管理は欠かせない。
羽生さんは、二十代のころから、齢をとって、体力その他が衰えたとき、どう補うかというようなことを書いている。ほぼ「羽生世代」のわたしは、そのことに感銘を受けた。
将棋界は五十代以上の棋士のタイトル戦を作ったらおもしろいのではないか。ゴルフの「シニアオープン」みたいなかんじで。