日曜日の晩から掃除。二月分の仕事の校正がぜんぶ終わったので、古い資料、コピーの整理をはじめるが、まったく終わらない。夕方、荻窪に行って、ささま書店のちタウンセブンで買い物(鍋の具などを買う)。
『フライの雑誌』『BOOK5』を読む。『フライの雑誌』の特集は「これが釣り師の生きる道」。最近、古本屋以外にも釣具屋もときどき見ている。近々釣り竿を買う予定……。それから予備用の眼鏡のレンズを交換したい。
『BOOK5』は、特集「二足のわらじ 本業と本業のあいだ」。この号、おもしろいです。本業(別の仕事)をしながら、本業(本にかかわる仕事)をしている人が多く登場する。
わたしもライターの仕事をはじめたときから、アルバイトと並行して……いや、フリーターをしながら、ときどきに原稿を書くという生活が長く続いた。当時は生活費(家賃食費光熱費健康保険料など)はアルバイト、書籍代と酒代と交通費を「本業」で稼ぐのが目標だった。「本業」にあまり支障が出ない「副業」探しは、フリーランスの知人と飲むとよく話題になる。
鍋にうどんを入れて食い、雑炊を作ってから飲みに行く。軽く飲んで、さくっと寝て、珍しく午前中に起きたので、銀行と郵便局に通帳の記入、掃除をしていたら未使用の年賀ハガキ(十年くらい前の)がけっこう出てきたので、八十二円切手と二円切手に交換する。電気代とガス代の支払いなどをすませる。
それでも午前中だ。早起きすると、一日が長い。
紙袋十袋分の資料を台所に全部に出して残すものと捨てるものを仕分ける。ボロくなった紙袋五つ捨てる。半分にする予定だったが、ちょっと無理そう。途中、蔵書も減らしたくなって(おそらく『BOOK5』の南陀楼綾繁さんの文章を読んだ影響だろう)、古本の整理もはじめる。本棚のすきまから、一九九〇年前半のミニコミもいくつか出てきて、二十代のころの自分の原稿をいくつか読む。
旅先でもらった地図とか観光案内、各種イベントのチラシなど、見るといろいろおもいだすこともある。神宮球場のチケットの半券、ライブの半券も出てきた。迷ったら捨てるつもりだったのが、捨てられない。
仕分けの結果、十袋→七袋に。それでも床の面積がちょっと増えた。その倍以上に箱に入った資料があるのだが、今はそれに手をつける気力がない。何が入っているのかまったくおぼえていない。