一昨日昨日と高円寺は阿波踊りで人がいっぱい。午前中から太鼓と笛の音が響いて、早起き。土曜日、神保町に行くが、帰りは高円寺駅から出られないとおもい、中野で下りて、歩いて帰る。
西荻ブックマーク、夏葉社の島田さんとのトーク無事(?)終了。島田さん、話がおもしろくて助かる。一冊一冊、自分の作りたい本を作ってきて、でもそれだと会社としてはたいへんで、これからどうしたらいいのか……という人生相談みたいな話から、スポーツの話(島田さんはサッカー、わたしは野球好き)になる。話はバラバラだったような気がする。
自分のやりたいこと、好きなことをやるためには、そうでないことも多少はやらないといけない、というか、やらないと食べていけないところがあって、そのバランスをどうするかというのは、わたしにとっても悩みの種だ。いまだにどうしたらいいのかわからない。
この先、食べていけるかどうかという不安は、出版にかぎった話ではない。小さな出版社も零細フリーランスも、人と同じことをやっていてはダメだ、というところは共通している。どう同じことをしないか、ズレていくかというのは、むずかしい問題で、ズレすぎてしまうと誰にも伝わらなくなる。
新しいものではなく、古いものでも、その時代時代に合った古さがある。
対談のあと、いろいろ考えたいことが増えた。
2015/08/30
いつも通り
涼しくなってきて、二日連続で十時間くらい寝る。本読んで仕事して酒飲んで、同じことをくりかえしの日々をぼやいていたこともあるが、いつも通りの生活を送れるのはわるくない。
疲れがたまってくると、いつも通りのことができなくなる。何もできず、だらだらと寝てばかり。病人みたいな日々をすごしていると、自分が当たり前におもっていたマンネリ生活すら、けっこう体力がいることに気づく。
好きな珈琲や酒だって、健康でないとまずい。本を読んでいても、目が疲れてくる。ラジオのプロ野球中継を聴いているだけで、心を消耗してしまうのは、ペナントレースも終盤になって、一戦一戦の重みが増したからだろう。ひいきの球団が、勝とうが負けようが自分の人生には何の関係ない——とおもうこともあるが、ファンの心理はそれほど単純ではない。
いつも通りの力を出す。それがスポーツの世界では、すごくむずかしいことだ。それができることが、長く一軍で活躍できる条件といってもいい。
もうすこし気力が回復したら、この続きを書きたい。
疲れがたまってくると、いつも通りのことができなくなる。何もできず、だらだらと寝てばかり。病人みたいな日々をすごしていると、自分が当たり前におもっていたマンネリ生活すら、けっこう体力がいることに気づく。
好きな珈琲や酒だって、健康でないとまずい。本を読んでいても、目が疲れてくる。ラジオのプロ野球中継を聴いているだけで、心を消耗してしまうのは、ペナントレースも終盤になって、一戦一戦の重みが増したからだろう。ひいきの球団が、勝とうが負けようが自分の人生には何の関係ない——とおもうこともあるが、ファンの心理はそれほど単純ではない。
いつも通りの力を出す。それがスポーツの世界では、すごくむずかしいことだ。それができることが、長く一軍で活躍できる条件といってもいい。
もうすこし気力が回復したら、この続きを書きたい。
2015/08/17
西荻ブックマーク
第87回 西荻ブックマーク「古本と詩と出版と 荻原魚雷・島田潤一郎トークイベント」
【日時】2015年8月30日(日)
開場16:30/開演17:00
【料金】 1,500円 要予約
【会場】 ビリヤード山崎
東京都杉並区西荻北3丁目19−6
http://yamazakibilliard.nighttalker.net/
【出演】荻原魚雷・島田潤一郎
[イベント概要]
この6月に新刊『書生の処世』(本の雑誌社)を刊行。アメリカンコラムに私小説、ノンフィクションからマンガまで、さまざまな本が登場する同書には楽しく暮らすヒントをもとめて読書する日々が綴られています。
今回のブックマークはこの4年ぶりの著書刊行を記念して、魚雷さんに登場していただきます。お相手は夏葉社・島田潤一郎さん。同時期に夏葉社で復刊された詩集『小さなユリと』(黒田三郎)には魚雷さんの解説も収録されています。
意外にも、公の場でのトークは初となるおふたり。2015年の出版と本の世界をめぐって、リラックスしつつも充実したお話が聞けそうです。ぜひおいでください!
西荻ブックマークHP
http://nishiogi-bookmark.org/
2015/08/10
原民喜
ひさしぶりに午前中に目がさめる。仕事の原稿が行き詰まっている。
高校野球を観て、西部古書会館に行く。文庫、文学展のパンフ、随筆集など。
仕事のあいま、原民喜著『幼年画』(サウダージ・ブックス)を読む。解説は蟲文庫さん。一九三五年から一九四一年にかけて書かれた初期の短篇、一九四八年の「朝の礫」などが収録されている。
戦後何年、原爆といった先入観なしに読む。好奇心旺盛な少年の目で日常生活が綴られている。本人自身、ずっと子どもみたいな人だったそうだ。
文章は軽やかで一九三〇年代に書かれたとはおもえない。
年譜を見ると、原民喜は二十歳でスティルナーや辻潤を読み、ダダイズムに興味を持ち、その後、左翼運動に傾倒する。「昼寝て夜起きるという生活の中で読書や創作に専念」していた。家は裕福だったが、たぶん生活能力はあまりなかった。
先月、岩波文庫から『原民喜全詩集』も刊行された。
詩も素晴らしい。
高校野球を観て、西部古書会館に行く。文庫、文学展のパンフ、随筆集など。
仕事のあいま、原民喜著『幼年画』(サウダージ・ブックス)を読む。解説は蟲文庫さん。一九三五年から一九四一年にかけて書かれた初期の短篇、一九四八年の「朝の礫」などが収録されている。
戦後何年、原爆といった先入観なしに読む。好奇心旺盛な少年の目で日常生活が綴られている。本人自身、ずっと子どもみたいな人だったそうだ。
文章は軽やかで一九三〇年代に書かれたとはおもえない。
年譜を見ると、原民喜は二十歳でスティルナーや辻潤を読み、ダダイズムに興味を持ち、その後、左翼運動に傾倒する。「昼寝て夜起きるという生活の中で読書や創作に専念」していた。家は裕福だったが、たぶん生活能力はあまりなかった。
先月、岩波文庫から『原民喜全詩集』も刊行された。
詩も素晴らしい。
2015/08/05
猛暑日
昨日、五日連続の猛暑日。観測史上初の記録とのこと。たぶん今日も。いつまで続くのだろう。
毎日、熱中症のニュースが流れている。熱中症の予防のために水分補給を呼びかけている。しかし水分を取り過ぎると、からだがだるくなる。その適量の見極めがむずかしい。
冬のあいだは、ひたすら体調を崩さないことを優先する生活を送っている。夏もそうしたほうがいいのかもしれない。もうすこし体力がほしい。
体力温存と気力回復のために横になっているうちに眠くなる。朝寝(わたしのいつもの睡眠)、昼寝、夕寝と一日三回くらい寝てしまう。
さすがにこれだけ暑いと食欲も減退する。蕎麦、素麺など、さっぱりしたものばかり食べてしまう。
夕方、買い物。ひさしぶりに牛肉を買う。
昔は辛いものが苦手だった。年々、すこしずつ克服し、汁ものを作り、とうがらし入りの酢を入れる。
しょうがやにんにくもよく使う。困ったら、しょうが。疲れたら、にんにく。はじめのうちは「からだのために」とおもっていたのだが、食べて続けているうちに、好きになった。
塩こしょうとオリーブオイルとにんにくという組み合わせはかなり好きな味だ。この味付けで、牛肉、ほうれんそう、しめじなどを炒める。麺を足せば、そのままスパゲティになる。
毎日、熱中症のニュースが流れている。熱中症の予防のために水分補給を呼びかけている。しかし水分を取り過ぎると、からだがだるくなる。その適量の見極めがむずかしい。
冬のあいだは、ひたすら体調を崩さないことを優先する生活を送っている。夏もそうしたほうがいいのかもしれない。もうすこし体力がほしい。
体力温存と気力回復のために横になっているうちに眠くなる。朝寝(わたしのいつもの睡眠)、昼寝、夕寝と一日三回くらい寝てしまう。
さすがにこれだけ暑いと食欲も減退する。蕎麦、素麺など、さっぱりしたものばかり食べてしまう。
夕方、買い物。ひさしぶりに牛肉を買う。
昔は辛いものが苦手だった。年々、すこしずつ克服し、汁ものを作り、とうがらし入りの酢を入れる。
しょうがやにんにくもよく使う。困ったら、しょうが。疲れたら、にんにく。はじめのうちは「からだのために」とおもっていたのだが、食べて続けているうちに、好きになった。
塩こしょうとオリーブオイルとにんにくという組み合わせはかなり好きな味だ。この味付けで、牛肉、ほうれんそう、しめじなどを炒める。麺を足せば、そのままスパゲティになる。
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