2015/08/30

いつも通り

 涼しくなってきて、二日連続で十時間くらい寝る。本読んで仕事して酒飲んで、同じことをくりかえしの日々をぼやいていたこともあるが、いつも通りの生活を送れるのはわるくない。

 疲れがたまってくると、いつも通りのことができなくなる。何もできず、だらだらと寝てばかり。病人みたいな日々をすごしていると、自分が当たり前におもっていたマンネリ生活すら、けっこう体力がいることに気づく。

 好きな珈琲や酒だって、健康でないとまずい。本を読んでいても、目が疲れてくる。ラジオのプロ野球中継を聴いているだけで、心を消耗してしまうのは、ペナントレースも終盤になって、一戦一戦の重みが増したからだろう。ひいきの球団が、勝とうが負けようが自分の人生には何の関係ない——とおもうこともあるが、ファンの心理はそれほど単純ではない。

 いつも通りの力を出す。それがスポーツの世界では、すごくむずかしいことだ。それができることが、長く一軍で活躍できる条件といってもいい。

 もうすこし気力が回復したら、この続きを書きたい。