新宿TOHOシネマズで『オデッセイ』を観る。映画館で映画を観るのは六年ぶり(その前に観たのは細田守の『サマーウォーズ』だ)。
3D映画、はじめて観る。3D酔いという話を聞いていたのだが、大丈夫だった。ただ、帰り道、足がふらついた。
『オデッセイ』は、植物学者が、火星でひとり取り残されて、ジャガイモを育てて、生き延びて地球に帰ってくるという話だ。わたしはサバイバルものは何でも好きなのだが、『オデッセイ』のストーリーに関してはやや不満が残った。
わたしがこの映画の日本版を作るとすれば、主人公は眼鏡で植物の生態には詳しいが、それ以外のことはからっきしダメというタイプにしたい。『オデッセイ』の植物学者、アメフトの選手みたいな体格しているのだ。学者に見えない。地球との通信機能もすぐ回復しちゃうし、そもそも火星で植物が育てられるくらいの未来の世界であれば、脱出用の自動操縦の小型宇宙船が一台くらいはあるだろう(もちろん、そんな宇宙船があったら、この映画は成立しないが)。
好みの問題といえば、それまでだが、主人公が不死身すぎたり、万能すぎたりすると、どうしても興ざめしてしまう。
未来を舞台にした作品の場合、科学技術の進歩の想定をどうするかはむずかしい問題である。あまりにも何でもありだとそれはそれでつまらない。
2016/02/21
コリン・ジョイスの新刊
今日(二十一日)の毎日新聞の書評欄にコリン・ジョイス著『新「ニッポン社会」入門 英国人、日本で再び発見する』(森田浩之訳、三賢社)の短評を書きました。
この本の中に『モンキー』という日本のテレビドラマについて書いた文章がある。コリン・ジョイスは一九七〇年生まれでわたしと同世代なのだが、今、イギリスの四十代くらいの人は子どものころ、『モンキー』という日本のドラマ(英語版)に夢中だった。トリピタカ、モンキー、ピグシー、サンディがウエストにジャーニーする冒険活劇で、わたしも小学生のころ毎週見ていた。
この番組の影響でコリン・ジョイスはゴダイゴのファンになっている。
三賢社は二〇一五年創業の出版社。最初に作った本がコリン・ジョイスの本というのはすごい。嬉しい。『ニューズウィーク日本版』の「Edge of Europe」には毎回唸らされている。今、日本語で読める最高峰の海外コラムだろう。わたしはジョージ・ミケシュの再来だとおもっている。三賢社のホームページでも、コリン・ジョイスのコラムが読める。楽しみが増えた。
この本の中に『モンキー』という日本のテレビドラマについて書いた文章がある。コリン・ジョイスは一九七〇年生まれでわたしと同世代なのだが、今、イギリスの四十代くらいの人は子どものころ、『モンキー』という日本のドラマ(英語版)に夢中だった。トリピタカ、モンキー、ピグシー、サンディがウエストにジャーニーする冒険活劇で、わたしも小学生のころ毎週見ていた。
この番組の影響でコリン・ジョイスはゴダイゴのファンになっている。
三賢社は二〇一五年創業の出版社。最初に作った本がコリン・ジョイスの本というのはすごい。嬉しい。『ニューズウィーク日本版』の「Edge of Europe」には毎回唸らされている。今、日本語で読める最高峰の海外コラムだろう。わたしはジョージ・ミケシュの再来だとおもっている。三賢社のホームページでも、コリン・ジョイスのコラムが読める。楽しみが増えた。
オグラ、一人ピーズ、サード・クラス
金曜日、神保町で打ち合わせ。帰りに新宿レッドクロスで「はかまだ企画Vol.4」オグラ&ジュンマキ堂、一人ピーズ(大木温之)、サード・クラスのライブに行く。
すべて立ち見で満席。最初から最後までずっと楽しかった。曲を聴いているあいだ、いろいろな記憶が甦って、勝手に感極まる。
お金がなくて本やレコードやCDをいっぱい手放して自分のやりたいことができなくて焦ってどうしていいかわからなくなって……という二十代三十代を経て四十半ばすぎて新宿のライブハウスで飲みすぎて終電乗りすごしてタクシーで高円寺に帰って人生捨てたもんじゃないとおもった一日だった。
すべて立ち見で満席。最初から最後までずっと楽しかった。曲を聴いているあいだ、いろいろな記憶が甦って、勝手に感極まる。
お金がなくて本やレコードやCDをいっぱい手放して自分のやりたいことができなくて焦ってどうしていいかわからなくなって……という二十代三十代を経て四十半ばすぎて新宿のライブハウスで飲みすぎて終電乗りすごしてタクシーで高円寺に帰って人生捨てたもんじゃないとおもった一日だった。
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