土曜日、西部古書会館三日目(今週は木曜から開催)。未読のライター本(「フリーライターで食べていくには」系の本)が何冊出ていた。ライターや作家向けの入門書は、一行でも役に立てば、元がとれるので古本屋で見つけたら買うことにしている。
『Sage(サージュ)』の一九八一年五月号「特集! 文庫本ロングセラー」も購入。各社の文庫のランキングが掲載されている。岩波文庫の一位はプラトンの『ソクラテスの弁明・クリトン』。同書は岩波文庫が創刊時の配本の一冊。
各社の一位は、秋元文庫が若城希伊子『十五歳の絶唱』、朝日文庫が三浦綾子『氷点』、旺文社文庫が武者小路実篤『友情・愛と死』、角川文庫がイザヤ・ベンダザン『日本人とユダヤ人』、現代教養文庫がR・ベネディクト『菊と刀』、講談社文庫が五木寛之『青春の門』、集英社文庫が三浦綾子『裁きの家』、春陽文庫が山手樹一郎『江戸名物からす堂』、新潮文庫が太宰治『人間失格』、新日本文庫がエンゲルス『空想から科学へ』、創元推理文庫がジェラール・ド・ヴィリェ『SAS/伯爵夫人の舞踏会』、ソノラマ文庫がが富野喜幸『機動戦士ガンダム』、中公文庫が北杜夫『どくとるマンボウ青春記』、早川文庫がアガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』、文春文庫がA・フランク『アンネの日記』——(※一九八一年のデータ)。
当時、わたしは小学六年生だったが、三浦綾子がものすごく売れていたのはおぼえている。家にも三浦綾子の作品はほとんどあった(母がファン)。『塩狩峠』は、今、読んでもおもしろいのではないか。
創元推理文庫のジェラール・ド・ヴィリェは現在すべて品切。『SAS/伯爵夫人の舞踏会』の古書価はエラいことになっている……と書いたのだが、わたしの勘違いでした(メールで教えてもらった)。すみません。
2018/03/30
文体
インディーズ文芸創作誌『Witchenkare(ウィッチンケア)』9号で「終の住処の話」というエッセイを書きました。
ここ数日、エッセイと私小説はどうちがうのかということを考えていたのだが、わからずじまい。自己申告で決めるものなのかもしれない。
「終の住処の話」は、今年のはじめ東西線の電車の車内で見たある不動産の会社の吊り広告をメモしていて、それをもとに書いた。いつもとちがう文体に挑戦してうまくいかず、いつもどおりの書き方に戻した。
それから紀伊國屋書店の『scripta』で「下流中年」の話を書いています。社会に蔓延する「不寛容」をどう解消していくか。こちらはいつもどおりに書こうとして、ギクシャクしたかんじになってしまった。むずかしいテーマを書くとき、どういう文体で書いたらいいのか。むずかしいテーマである。
今、自分のいる場所から何かを書く。「声」の届く範囲は限られている。読みやすさを考えると「声」の届く範囲を意識して書いたほうがいい。ただし一読者の立場だと、そこからはみだそうとしている文章のほうが好きだ。好きなのだけど、わたしはそういう文章を書くのが苦手だ。
ここ数日、エッセイと私小説はどうちがうのかということを考えていたのだが、わからずじまい。自己申告で決めるものなのかもしれない。
「終の住処の話」は、今年のはじめ東西線の電車の車内で見たある不動産の会社の吊り広告をメモしていて、それをもとに書いた。いつもとちがう文体に挑戦してうまくいかず、いつもどおりの書き方に戻した。
それから紀伊國屋書店の『scripta』で「下流中年」の話を書いています。社会に蔓延する「不寛容」をどう解消していくか。こちらはいつもどおりに書こうとして、ギクシャクしたかんじになってしまった。むずかしいテーマを書くとき、どういう文体で書いたらいいのか。むずかしいテーマである。
今、自分のいる場所から何かを書く。「声」の届く範囲は限られている。読みやすさを考えると「声」の届く範囲を意識して書いたほうがいい。ただし一読者の立場だと、そこからはみだそうとしている文章のほうが好きだ。好きなのだけど、わたしはそういう文章を書くのが苦手だ。
2018/03/28
バスに乗る
今日の最高気温は二十四度。ちょっと前に雪が降ったのに変なかんじだ。
昨日は江古田で打ち合わせ(来月からの短期連載の話)。行きは高円寺からバスで練馬に出て江古田へ。今さらながら西武池袋線、東京メトロ副都心線、東急東横線と直通の「Fライナー」という快速があることを知る。横浜まで乗り換えなしで行けるのか。
日頃、中央線(総武線)と東京メトロの東西線しか利用していないので都内の鉄道事情に疎くなっている。
もっと疎いのが都内の路線バス事情である。
江古田から帰りは中野行きのバスに乗った。新井薬師駅を経由するバスで、哲学堂公園の桜を見たり、いい雰囲気の商店街を通ったりして楽しかった。バス内の放送で「古本案内処」の広告が流れ、「買い取り」という言葉に反応してしまう。
中野駅まで行かず、中野ブロードウェイ手前の新井中野通りで下車することにした。早稲田通りに入ってから渋滞で進まない。ひとつ手前の中野五丁目で降りたほうがよかった。行きの練馬行きのバスも練馬駅前が渋滞ですこし余裕を持って家を出たつもりだったのだが、待ち合わせの店への到着がギリギリになってしまった。ひとつ手前で降りたほうが、早かったとおもう。
行き帰りのバスで気づいたのは、乗車してから停留所を二つか三つで降りる人がけっこういたこと。バスに乗り慣れているかんじだった。
高円寺からのバスは永福町、野方、練馬、赤羽方面などがある。新高円寺からは吉祥寺に行くバスもあって一度乗ってみたい。
おなかが空いていたので「中華料理 和」でラーメンと炒飯のセット。中華料理で「和」っていうのがおかしい(「和」は「かず」と読む)。
三月中、一日千円もつかわない日が多く、自分には物欲がなくなってしまったのかとおもったが、杞憂だった。古本案内処とまんだらけでけっこう散財してしまう。
昨日は江古田で打ち合わせ(来月からの短期連載の話)。行きは高円寺からバスで練馬に出て江古田へ。今さらながら西武池袋線、東京メトロ副都心線、東急東横線と直通の「Fライナー」という快速があることを知る。横浜まで乗り換えなしで行けるのか。
日頃、中央線(総武線)と東京メトロの東西線しか利用していないので都内の鉄道事情に疎くなっている。
もっと疎いのが都内の路線バス事情である。
江古田から帰りは中野行きのバスに乗った。新井薬師駅を経由するバスで、哲学堂公園の桜を見たり、いい雰囲気の商店街を通ったりして楽しかった。バス内の放送で「古本案内処」の広告が流れ、「買い取り」という言葉に反応してしまう。
中野駅まで行かず、中野ブロードウェイ手前の新井中野通りで下車することにした。早稲田通りに入ってから渋滞で進まない。ひとつ手前の中野五丁目で降りたほうがよかった。行きの練馬行きのバスも練馬駅前が渋滞ですこし余裕を持って家を出たつもりだったのだが、待ち合わせの店への到着がギリギリになってしまった。ひとつ手前で降りたほうが、早かったとおもう。
行き帰りのバスで気づいたのは、乗車してから停留所を二つか三つで降りる人がけっこういたこと。バスに乗り慣れているかんじだった。
高円寺からのバスは永福町、野方、練馬、赤羽方面などがある。新高円寺からは吉祥寺に行くバスもあって一度乗ってみたい。
おなかが空いていたので「中華料理 和」でラーメンと炒飯のセット。中華料理で「和」っていうのがおかしい(「和」は「かず」と読む)。
三月中、一日千円もつかわない日が多く、自分には物欲がなくなってしまったのかとおもったが、杞憂だった。古本案内処とまんだらけでけっこう散財してしまう。
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