今年は秋花粉、けっこうひどいかも。漢方でどうにか症状はおさえつつ、月末の仕事をのりきる。中島らもは月四十三本エッセイを書いていたという話を読んだことがあるが、ちょっと考えられない。執筆量だけでなく、それだけ仕事があることも。
自分のペースでできることをやるしかない。疲れをためないこと。
夕方、散歩。毎日三十分は歩くことにしている。
すこし時間ができたので、漫画を読む。
佐々大河『ふしぎの国のバード』(現在一巻まで、ビームコミックス)は、イザベラ・バードの『日本奥地紀行』の漫画化。バードが日本に来たのは一八七八年、四十六歳のときだが、漫画だと、ちょっと(かなり?)若いかんじで描かれている。一巻では横浜から日光まで。これは完結まで追いかけることになりそう。
あと岩本ナオ『雨無村役場産業課兼観光係』(全三巻、フラワーコミックスα)も読んだ。二〇〇八年に刊行された漫画なのだが、この作品のことは知らなかった。
主人公は、東京の大学を出て、生まれ故郷の村役場に就職。郷里は「山岡県」となっているが、岡山だろう。のどかさと息苦しさがまざりあったかんじが絶妙に描かれている。