十二日(日)、朝から神戸に行って、三宮からジャンボフェリーで高松へ(だいたい四時間半)。二時間くらい寝て、うどんを食って、船内うろうろして、テレビで野球を観ているうちに高松港に到着——。
高円寺界隈の飲み友だちの福田賢治さんが、香川に引っ越して(といっても、しょっちゅう高円寺に来て飲んでいるのだが)、「近所に温泉がある」というので遊びにいった。港まで車で迎えに来てもらい、讃州堂書店に行って、へちま文庫、仏生山温泉、四国食べる商店(酒場)などを案内してもらう。
前に、仏生山界隈におもしろい店がいろいろできていると聞いていたのだが、想像以上だった。そのあと福田家で飲む。次々とごちそうが出てくる。
朝六時くらいに目がさめてしまったので近所を散歩する。地図を作りながら(曲り角に目印をつけるだけ)、仏生山公園に行く。そのあと福田一家とカフェ・アジールで朝ごはん。船で豊島(「てしま」と読む)に行く。電動アシスト自転車を借りて、美術館に寄って、途中、ビールを飲んだりして、島を一周(したのかどうかわからない)。ここ数年、瀬戸内海の島に行くのは念願だった。
再び、高松に戻ってBOOK MARUTEに行く。それから瓦町界隈で飲んで(名前は伏せるが、うまくて安い店だった)、また仏生山温泉に入って、さらに家飲み。近所に温泉がある暮らしというのは夢のようだわ。
今日、高松空港からジェットスターで東京に帰る(東京−高松で五千円くらい)。
機内に持ち込める荷物は七キロまでなのだが、重さ測ったら八キロ弱。わずか一キロ差で荷物代が+二千円くらいかかるというので、一キロ減らそうと、みやげの調味料(醤油など)か古本を置いていくかどうか悩んでいたら、「ポケットに入れば大丈夫」といわれ、鞄の中の重そうなものを約一キロ分、ズボンとシャツのポケットに無理矢理入れて、どうにかクリアーした。今後、格安飛行機で帰るときは古本を買いすぎないよう気をつけたい(もしくは本は宅配便で東京に送る)。
成田からバスで東京駅。八重洲地下街でコーヒーを飲んで、日本橋から東西線で高円寺帰る。京都も高松も猛暑だったが、あまり疲れていない。高松滞在中、至れり尽くせりだったからか。
楽しすぎて、これから仕事に気持を切り替えるのがちょっとしんどい。