岡山から写真家の藤井豊さんが上京し、ペリカン時代で飲む。『瑣末事研究』の福田さん、長野でお世話になった塚田さんと地方の話をする。
新宿ベルクで藤井さんの「僕、馬 I am a HORSE」の写真展が開催中。
期間は十月一日(水)〜三十一日(金) 7:00〜23:00
住所:新宿区新宿3-38-1 ルミネエストB1(JR新宿駅東口改札20秒)
昨日は飲みすぎた。藤井さんが帰ったあとも午前三時まで……時間の感覚がおかしくなっている。
十月中旬くらいに行きたいライブがいくつかある。そのあたりにしめきりが重なっている。今からすこしずつやっておけばいいのだが、直前になってバタバタしそうな気がする。
生活を立て直そうとおもいつつ、どこから手をつけてよいのやらとおもっているうちに、年末とかになりそう。
旅行中、深沢七郎著『楢山節考/東北の神武たち』(中公文庫)を読んだ。今年生誕百年なんですね。「白笑」「戯曲 楢山節考」ほか、「第一回中央公論新人賞 受賞の言葉」「新人賞選後評」「深沢七郎氏の作品の世界(伊藤整)」「土の匂いのする文学 石坂洋次郎×深沢七郎」「舞台再訪《楢山節考》」なども収録。解説は小山田浩子。
深沢七郎の本だと『東京のプリンスたち』が入手難なのだけど、復刊の予定はないのだろうか。
あと新刊ですごいとおもったのは、デイヴィッド・エプスタイン著『スポーツ遺伝子は勝者を決めるか? アスリートの科学』(福典之/監修、川又政治/訳、早川書房)。ここ数年の海外のスポーツノンフィクションでは、まちがいなく屈指の本だとおもう。四百頁くらいあるのだけど、最後まで退屈せずに読めた。一頁も無駄がない。