雨続き、日課の散歩も抑え気味。頭が重く、からだも怠い。一日中、眠い。台風のニュースを見ながら、漫画を読む。
わたしの考え方、生き方には、ある種の個人主義が根づいている。昔から人と歩調を合わせるのが苦手だった。自分さえよければいいとはいわないが、「まずは自分」を大事にしなくてはと考えてしまう。
世のため、人のためといっても、自分が病気で寝込んでいたら、それどころではない。
それでも災害のニュースを見ていると、個人主義の脆さを痛感する。
安全と健康という土台がなければ、個人主義は通用しない。個人主義を成立させるインフラがあって、はじめてひとりで暮らしていくことができる。
インフラがあっても、年をとり、体力気力が衰えたら、個人主義なんてこともいってられなくなる。自力でどうにかできることには限界がある。
以前は、なるべくそういうことは考えずにすませてきた。四十代半ばにもなると、自分の衰えに向き合わざるをえない。
人生観や社会観も変わってくる。ここ数年、大きな変化を求めなくなっている。小さな改善や修正で乗り切れるのであればそうしたい。
気がつくと、安定志向、保身に自分が絡めとられている。
二十代のころは、ひまな時間を休息にあてるという発想がなかった。寝る間も惜しいくらい遊びたかった。
今は部屋でゴロゴロしていたい。
そういう生活を見直したい。