日曜日、昼すぎの新幹線で京都へ。車内で山田風太郎の『秀吉はいつ知ったか』(ちくま文庫)を読む。
ひさしぶりに六曜社でコーヒーを飲み、丸太町まで歩いてヨゾラ舎に行く。古本とレコード、CDが充実。ヨゾラ舎は東賢次郎さんに教えてもらった。それから出町柳まで歩いて、レンタサイクルで古書善行堂、ホホホ座をまわる。そのあとカナートのフードコートで寿がきやのラーメン(わざわざ京都で食べなくても……)。
夜、五条麩屋町のcafeすずなりで東さん、扉野さんと待ち合わせ。『浮田要三の仕事』(りいぶる・とふん)の制作にかかわっていたという門戸さんと飲む。酒も料理もうまかった。来月、オグラさんのライブもあるとのこと。なんとなく高円寺にいるような気になる。
翌日は三重に行く。約二年ぶり。親も年をとってきたので、ときどき帰って様子を見ておきたい。
自分にはとくに郷愁のようなものはないつもりだったが、近鉄愛は強い。近鉄沿線の名張から津にかけての景色を見ていると、やっぱりいいな、と。
京都からだと高速バスのほうが、早くて安いのだが、だいたい近鉄の特急に乗っている。白子駅で急行に乗り換え、伊勢若松で乗り換えて——郷里の町へ。
駅前の居酒屋はなくなってた。とりあえず鈴鹿ハンターに行って、ゑびす屋のうどんを食う(メニューが変わり、味もすこし変わったか?)。靴下その他の衣類、田舎あられ、コーミソースなどを買う。
あと県道沿いの白揚が一時閉店中だった。
秋花粉がまったく治っていなかった。東京では、ブタクサが減ってかなり楽になっていたのだが、鈴鹿に着いたとたん、目がかゆくなる。
家では親戚の近況を聞いたり、親の老後のことを話し合ったりする。母に三回くらい「太ったな」といわれる。
翌日、午前中に家を出て東京に帰る(花粉症さえなければ、四日市あたりで途中下車してから帰る予定だったのだが)。
二泊三日くらいの旅行をもうすこしできるようになりたい。