火曜日、阿佐ケ谷。フライの雑誌の堀内さんと金魚釣り。前回一匹だったけど、今回は三匹釣れた。すこし成長している(四十代以降、上達の喜びが味わえるのは嬉しいものだ)。そのあと古本屋をまわって、堀内さんおすすめの中杉通り沿いの喫茶店に行く。うまかった。散歩がてらにまた寄りたい。
そのあと飲み屋二軒ハシゴする。堀内さんは釣り以外の話もおもしろい。文学の話をしていても「いわれてみれば」と頷いてしまう。矢口高雄の入手難の作品が電子化されていることも教えてもらった。
紀伊國屋書店『scripta』の連載(中年の本棚)は「『家族八景』と『中年の未来学』」というエッセイを書いた。
WEB本の雑誌の「日常学事始」も更新——。
山田風太郎のエッセイで、ラジオでプロ野球を視聴中、自分が応援している球団が守備の時間はスイッチを切るという話があった。
その気持はよくわかる。一点差でリードの終盤、相手チームの先頭バッターが塁に出る。ノーアウト一、二塁。一打同点、長打なら逆転。痺れる場面だ。頼む、抑えてくれ。居ても立ってもいられない。
拭き掃除をはじめたり、食器を洗ったりする。
ペナントレースも残り数試合、落ち着かない日々が続く。