連休中、ほとんど高円寺。というか、家で仕事をしていた。連休明けにしめきりがあって、休むに休めない。
先日、『仕事文脈』(タバブックス)の四号が完成し、その打ち上げに出席する。
『仕事文脈』は、地方での働き方をはじめ、これからの仕事のあり方を真摯に模索している雑誌だとおもう。
ここ数日は、ラジオでプロ野球を聴いて、詰将棋をして、羽海野チカの『3月のライオン』を読み返した。そんなことをやっている場合ではなかったのだが、九巻に登場する名人のライバルの土橋健司九段の言葉を読んで、もっと今の自分にとって難しいことをやってみたくなった。
将棋の棋士の魅力というのは何だろう。
人生のかなり早い段階で、生きる道を決め、ひたすらひとつのことに自分の持てる力を特化する。将棋さえ強ければ、処世術なんかいらない。
ここ最近、これから先どうするか、わからなくなっていた。しかし、わけがわからなくなるほど、勉強や研究したその先に未知の領域につながる扉がたくさん見えてくる——『3月のライオン』の中で描かれているシーンは、仕事の世界にもあるような気がする。
ここのところ、ずっと低迷しているのだけど、次の扉が見えてくるまで、もがき続けるしかない。