2014/07/03

忘却の日々

 寝る前にいくつか書きたいとおもうことが頭に浮かぶ。しかし翌日、起きて家事や仕事をこなしているうちに忘れてしまう。というか、起きたときには忘れていることのほうが多い。

 書きたいとおもうことの中には、自主規制で書かないこともある。今書くと、愚痴っぽく、ひがみっぽくなりそうなことは、すこし寝かせたほうがいいかなと考える。そうこうするうちに、そのことを忘れてしまう。

 読んだ本の感想もそう。おもしろいとおもったら、一行でもそのときに書き残しておかないと書く気が失せてしまう。

 ただ、何もかも書くこと、書き残すことがいいのかどうか。迷っているうちに忘れてしまう。

 ライター業をしていて、書いて失敗と書かなくて失敗の比率は半々くらいか。いや、書かなくて失敗というのはたいてい忘れてしまうから、ほんとうはその比率は実感よりもはるかに大きいはずだ。

 そんなことを昨日の晩、考えていたのだけど、たまたま忘れなかったので書いてみることにしたが、前の日におもっていたかんじとちがうものになっている。