昨日、コタツ布団をしまう。
上京して四、五年目くらいまでは六月までコタツ布団を出していた。五月中は冷える日があった。
四月末に日中の気温が二十七、八度になってもおかしいとおもわなくなった。つい先日、春秋用のシャツを出したばかりなのに、さらに夏用のシャツも出した。
早くも夏バテ(?)のような体調になる。朝寝昼起の生活リズムがズレて、夜十一時くらいに眠くなる。わたしは夜寝て朝起きると、一日のうちにぼーっとしている時間が長くなる。
月曜日にささま書店に行ったときにちばてつや著『だからマンガはやめられない』(ポプラ社、一九八六年刊)を買った。ちばてつやには『みんみん蝉の唄』(スコラ講談社、一九八一年刊)という自伝があるのだが、『だからマンガは……』は未読だった。
ちばてつやの父が家を新築した後、ギャンブルにはまったり、大ケガをしたりして、高校の学費が払えなくなり、そのためにアルバイトをしなければいけなくなった。あるとき“児童漫画家募集”という新聞の三行広告を教えてもらい、それが漫画家デビューのきっかけになる。
このエピソードは『みんみん蝉の唄』にも書いてあるのだが、何度読んでもおもしろい。
ちなみに『みんみん蝉の唄』には、アイドル時代の三原順子が「わたしはちばてつやファン」と写真入りで推薦している。時の流れをかんじる。