2015/11/26

神保町

 今年は十一月半ばすぎてもあったかいなとおもっていたら、急に寒くなった。
 夕方、神保町。小諸そばでから揚げ二個サービス中のとろろ丼とうどんのセット、神田伯剌西爾でマンデリン。神保町に行くたびに、夏でも冬でも小諸そばのから揚げうどん(温)を注文しているのでお店の人に「今日はちがうんですね」といわれる。

 東京堂書店、『閑な読書人』(晶文社)が平積になっていた。吉上恭太著『ときには積ん読の日々』(トマソン社)と隣同士というのも嬉しい。
 今回の本はもっと早く刊行する予定……というか、当初は今年の春くらいに出すつもりで作業していたのだけど、途中で行き詰まって、この時期になってしまった。

 帰り中野駅で途中下車、薬局で葛根湯(冬の必需品)を買い、古本案内処に寄る。棚を見ていたら、声をかけられ、横を見たらトマソン社の松田友泉さんがいた。
 こんなところで会うかなとおもったが、こんなところだから会うのだろう。すこし前に岡崎武志さんも来ていたらしい(個人情報漏洩)。

 このあいだ、はじめて郵便局のレターパック(一八〇円)をつかった。厚さ二センチまでのものなら、一八〇円で送ることができる。ところが、穴の空いた定規にレターパックを通そうとすると、ギリギリひっかかる。最初は「ダメですね」といわれた。で、しかたなく、レターパック代を切手に交換してもらおうとしたら、郵便局の人「なんとかしてみましょう」と本を押しつぶすかんじで通してくれた。二センチというのは、本を送るには微妙な厚さであることがわかった。