高松在住の福田賢治さんが編集している『些末事研究』のvol.2が出ました。
特集 「地方と東京」
「ずらす」 まえがきにかえて
「東京から福岡へ」 木下弦二
「終わらないバカンス」 内田るん
「反東京音頭」 東賢次郎
「家と季節」 石神夏季
「五右衛門風呂」 福田賢治
鼎談「地方と東京」 荻原魚雷×藤井豊×福田賢治
(全58頁)
http://samatsuji.com/
わたしは福田さん、藤井豊さんとの鼎談に参加しています。話したのは一年前。ちょうど藤井さんが新宿のベルクで個展をやっていて、福田さんは東京から高松に引っ越す直前だった。
後半はだいぶ酔っぱらって、主語が「僕」から「オレ」になっているが、そのままにした。
福田さんは同い年で『思想の科学』に関わっていた。わたしも大久保にあった編集部には何度か遊びに行っていたのだが、当時、福田さんとは会っていない。
もともと頭でっかちの自分が「生活」や「日常」を意識したものを書くようになったのは、鶴見俊輔さんの影響である。
思想をどう生活に根づかせ、自分の行動になじませるか。そういうことを考えるきっかけになった。